デジタルなのにアナログのスケッチブックに描いているようなイラストを見ることがあります。
ちょっとデコボコした質感が好きで憧れていました。
どうやってやるのだろうと思っていたら、クリスタに元々入っている画像素材(テクスチャ)から簡単にできるようです。
いつものように覚書。
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アナログ用紙感を出すのに画像素材を利用する
イラストを描く
まずは普通にイラストを描きます。
(下の例はCLIP STUDIO ASSETからダウンロードしたブラシ素材のみで作った桜)
画像素材をレイヤーに追加
素材パレットの「テクスチャ」から画像素材(下の例は「中目」)をレイヤーパレットの一番上に追加します。
追加方法は以下のようなものがあります。
- キャンバスにドラッグ&ドロップ
- レイヤーパレットにドラッグ&ドロップ
- 「素材の貼り付け」アイコンをクリック
※レイヤーパレット内に入る位置は素材の設定によって変わります。
中間に入ったら一番上に移動します。
キャンバスにドラッグ&ドロップ
キャンバスにドラッグ&ドロップで追加します。
レイヤーパレットにドラッグ&ドロップ
レイヤーパレットの一番上にドラッグ&ドロップで追加します。
ドラッグで移動した時に赤線が出るとそこに画像素材レイヤーを追加できます。
素材の貼り付けをクリック
素材パレットの一番下にある「素材の貼り付け」アイコンをクリックしてもレイヤーパレットに追加されます。
質感合成する
貼り付けただけでは暗くなるので、レイヤープロパティの「質感合成」アイコンをクリックします。
下のようにアナログスケッチブックに描いているような質感が出ます。
画像素材を変更する
素材を変更したい時には変更したい画像素材レイヤーを選択して「素材の貼り替え」アイコンをクリックします。
水彩用紙の「マーメイド」という画像素材に変更してみました。
画像を調整する
レイヤープロパティ内の「強さ」やレイヤーの不透明度などで調整すると、デコボコ感を強くしたり弱くしたりできます。
レイヤープロパティの強さはデフォルトだと30のようです。
「強さ」を変更するとデコボコ感が強くなったり弱くなったりします。
他にもレイヤーパレットのレイヤー合成モードや不透明度を変更すると質感が変わるので、色々試すと楽しそうです。
質感合成とオーバーレイ
「質感合成」を使用せず、レイヤーの合成モードを「オーバーレイ」に変えた画像と比較してみました。
テクスチャーは上と同じ「中目」。
「質感合成」は全体的に水彩用紙のようになり、「オーバーレイ」の方は色のある部分だけ水彩用紙に塗ってるような感じになります。
(画像はAmazonでWacomの液タブ(ペンタブも)買うともらえる特典データのひとつ)

