液タブ『Wacom Cintiq Pro 13』には『Wacom プロペン2 KP-504E』が付属しています。
筆圧レベル8192対応の新しいペンですが、使用しているうちに不満も出てきます。
その一つが「芯が回る」ということ。
芯が削れて斜めになった時に、尖っている方で描きたいと思っても芯が回ってしまってできないのです。
なんとかできないかと調べてみると、同じ不満を持っている人が何人も出てきました。
どうやらプロペン2とプロペンスリム(KP301E00DZ)は芯の形状から回ってしまうとのこと。
無印のプロペンなどは芯が回らないと知り、購入してみることにしました。
今回購入したのは無印のプロペンとクラシックペンです。
プロペン2は筆圧レベル8192対応ですが、これらのペンは2048になります。
(上の写真は左から「プロペン」「プロペン2」「クラシックペン」)
Wacom プロペン KP-503E
付属品:標準芯9本、ペンケース
ペンケースの中に芯抜きも入っています(黄緑の丸い部分の周りのシルバーの輪っかがそうです)。
外見的にはプロペン2とほぼ同じ。
芯の先は少し太いように思います。
クラシックペン KP-300E-01X
付属品:標準芯3本・ストローク芯3本、ペンスタンド
芯抜きは見当たらず・・・どこかに隠れているのでしょうか。
持つ部分が一番細くなっています。
プロペンの太さに慣れてしまうと細さに驚きますが、普通のシャーペンくらいかと思います。
鉛筆よりは少し太いです。
プロペン2と比較
公式ではプロペン2はプロペン(無印)と比較して、ペンの正確さ4倍以上・視野の軽減と記載があります。
「わたし程度では筆圧レベルなどそんなに関係ないだろ」と購入しましたが、プロペン2を使用した後にプロペン(無印)を使用したら描きづらく感じました。
反応が少し遅く、視差が大きく感じます。
それにプロペン2の方が滑らかに描けるように思います。
(設定などにもよるかもしれません)
また、プロペン2よりもプロペン(クラシックペンも)の方が若干右にカーソルが出るようです。
ペン先で画面(カーソルの先)が隠れてしまうので、カラーパレットから色を選ぶ時などはやりにくかったです。
これはプロペンで位置調整をしたら改善されました(その分プロペン2を使う時にカーソルが左にずれましたが)。
最初にプロペン2で慣れてなければ気にならなかったかもしれません。
ただあくまでわたしの感じ方なので、気にならない人も、逆に筆圧レベルの差を感じてしまう人もいることでしょう。
肝心の「芯が回ってしまう問題」は、芯が回らないのは良いのですが、ペンを持つ角度を変えると横のボタンを誤って押してしまいそうになります。
芯を一度抜いて180度回して刺し直した方が良さそうです。
プロペン、クラシックペンで使用できる替え芯
Wacomさんの商品の不親切な部分に対応機種(ペン)がきちんと書かれてないところがあると思います。
このペンはWacom Cintiq Pro 13で使用できるのか、この替え芯はこのペンに使用できるのか・・・結構調べました。
(プロペンとクラシックペンがCintiq Proで使用できる(ただし筆圧レベル2048)のは公式に書いてありましたが)
替え芯は形状が同じであれば使えるだろうと思いつつ、公式ページに記載がないのは少々不安になります。
結果としてプロペン(無印)、クラシックペンでは以下の替え芯は使えます。
色々な描き心地の替え芯があるのは利点ですね。
- 標準芯(ACK-20001)
- エラストマー芯(ACK-20004)
- ストローク芯(ACK-20002)
- フェルト芯(FUZ-A121)
- ハードフェルト芯(ACK-20003)
フェルト芯にだけ芯抜きが付いてくるのは謎。
非公式だとステンレス芯やセラミックハイブリッド芯などがあるようです(もちろん使用するなら自己責任で)。
こちらは即売会などで売ってるらしいです。
ステンレス芯はAmazon、Yahooなどにもあり。
セラミックハイブリッド芯はAlice Books(同人誌通販サイト)というところに出品があります。
※無印のCintiqシリーズでは標準芯以外は推奨していません(こちらも自己責任で)。
↓こちらは非公式のステンレス芯。Yahooではプロペン2用もあります。
↓プロペン2でステンレス芯とセラミックハイブリッド芯を試してみました。
Wacomプロペン2の替え芯〜ステンレス芯とセラミックハイブリッド芯〜スポンサーリンク