デジタルイラストとアナログイラストで違う点はたくさんあります。
デジタルイラストが初めての人は、レイヤーからわからないのではないかと思います。
自分もアナログ以前のイラスト初心者ですが、「レイヤーは聞いたことある気がするのはなんでだろう?」と思っていたら、大昔パソコン教室に通っていた時にIllustratorとPhotoshopをいじらせてもらったことがあったからでした。
という訳でレイヤーの話。
レイヤーとは
その大昔のテキストを引っ張り出してみたところ、「レイヤーは透明なアクリル板のようなもの」という説明でした。
透明な板に別々の部分の絵を描いて重ねると1枚の絵になる、ということですね。
例えば適当に描いたこちらの絵
これは実は3枚のレイヤーが重なっています。
3枚が重なってる訳ですから、背景だけ変更というのも楽なのです。
ベテランの方は何枚、何十枚とレイヤーを分けて作業を行っているようです。
レイヤーを分けていれば、色の変更など「この部分だけ描き直したい」という時に素早く変更ができます。
「髪の色を変えたい」「つやの出し方失敗した」等々、他に影響を出さずにやりなおせます。
昔ほぼアナログしかなかった時代に、自称「カラーが苦手」という漫画家さんが、「キャラクターを描いたらそれをトレースして配色を変えて何枚か描き、他の人の意見を聞いて良い方にする」と書いてたのを思い出しました。
あの時代にデジタルイラストが発達していれば、その漫画家さんはさぞ楽だったことでしょう。
今は使用しているかもしれません。
用紙レイヤー
ちなみにレイヤーは透明なので、1枚だと透明なことを表す格子柄になります。
そのためクリップスタジオでは「用紙」という白いレイヤーを用意しており、この「用紙レイヤー」を1番下に置くことにより、描きやすくしています。
格子柄がバックでは描きにくい・・・というか、実際に描いた線がとても見えにくかったです。