スポイトで取得した色が違うときは〜CLIP STUDIO〜

緑色の絵の具

カラーイラストを描いている時に、塗り残し部分を見つけてスポイトで色を取って同じレイヤーに塗っても色が少し違ってしまうことがありました。

なぜか不思議だったのですが、何回も繰り返して気付きました。

それはスポイトを「表示色を取得」にしていたからです。

レイヤーから色を取得」にしていたら問題はなかったようなのです。

スポイト

スポイトで取得した色が違う場合

スポイト「表示色を取得」はその名の通り表示されている色を取得します。

どのレイヤーを選択しているかとか、どの色を使って塗ったとか関係ありません。

見えている色を取得するのです。

そのため実際に使った色ではない色が取得されることはよくあります。

スポイトを「レイヤーから色を取得」にすれば、基本的に選択しているレイヤーに使用した色が取得されます。

(塗りムラが大きく出るブラシを使ってる場合や同じレイヤー内で重ね塗りをしている場合は別です)

表示色が変わる原因

重ね塗りをした時はもちろんですが、それ以外の様々な原因でも見えている色は実際に使用した色とは変わります。

原因は以下のようなものがあると思います。

  • 上のレイヤーの影響
  • 透明度やレイヤーモードを変更
  • 使用したブラシの設定

上のレイヤーの影響

上のレイヤーで別の色をかぶせていれば色は変わるというのはわかりやすいです。

他にも色調補正レイヤーやテクスチャーを全体的にかぶせていると色は変わります。

透明度やレイヤモードの影響

透明度やレイヤーモードを変えたのを忘れていたりするのも混乱の元です。

例えば黒(R:0 G:0 B:0)で塗って透明度90%にしたレイヤーで表示色を取得すると(R:26 G:26 B:26)になります。

その色で同じ透明度90%のレイヤーに描くとさらに薄い色(R:49 G:49 B:49)に見えるのです。

自分では黒(R:0 G:0 B:0)を取得して塗ったつもりでいるので、色が薄くなったことに混乱します。

(実際はこんなわかりやすい数値の色ではないですし)

表示色を取得

ブラシ設定の影響

ブラシの設定による変化も気付きにくいと思います。

塗り用のブラシは筆圧などで濃淡が変わる設定のものが多いですが、「表示色を取得」の場合はこの濃淡の違いを取得してしまいます。

だから使った色を取得したくてもできないのです。

例えば下は透明水彩ブラシで1色(R:151 G:229 B:76)で塗っています。

透明水彩ブラシ

「レイヤーから色を取得」でスポイトするとどこの場所でもほぼ元の色(R:151 G:229 B:76)が取得されます。

(後から重ねた場合は変わることもあります)

表示色を取得」の場合は、薄い部分は(R:229 G:249 B:211)、濃い部分は(R:182 G:237 B:129)など場所によって変わります

元の色を取得するのは無理ではなかろうかという感じです。

これはわかりやすい例ですが、同じに見えて微妙に薄くなってたりすることがよくあるので気付きにくかったのです。

おかしいおかしいと思い続けてようやく気付いたのでした。