クリスタは基本的にVer.1パソコン一括購入版の内容です(iPhone関連は除く)。
CLIP STUDIO PAINTのレイヤーにはラスターレイヤーとベクターレイヤーがあります。
ベクターレイヤーにはラスターレイヤーでは使用できない機能があるので、うまく使えたらとても便利です。
そのうちのいくつかをご紹介・・・というより自分の覚書。
(他にも色々あるようですが使いやすそうなものから)
上から「ベクター用消しゴム」「ベクター線つまみ」「ベクター線つなぎ」を利用してます。



ベクターレイヤーの出し方
ベクターレイヤーの出し方①メニューから出す
レイヤーパレットのメニュー(下図①)から「新規レイヤー(②)」⇒「ベクターレイヤー(③)」を選びます。


名前を付けて「OK」します。

ベクターレイヤーの出し方②アイコンから出す
レイヤーパレットの「新規ベクターレイヤー」アイコンをクリックするだけでもOKです。

ベクターレイヤーの表示
ベクターレイヤーにはベクターレイヤーのマーク(下図オレンジ矢印)が入ります。

ベクターレイヤーの便利な使い方①ベクター用消しゴム

ベクターレイヤーで交差する線を書きます。
「消しゴム」ツール内「ベクター用(消しゴム)」で線の先の方(オレンジ矢印の辺り)を消してみます。
(ツールプロパティで「交点まで」となってることを確認しておきます)

下のように交点までがすべてきれいに消えます。

※他の消しゴムでもツールプロパティから同じように変更できます。
ツールプロパティ内「ベクター消去」にチェック→「交点まで」を選択

ベクターレイヤーの便利な使い方②線修正
ツールパレットから「線修正(下図の左下黄色矢印)」を出します。
「線修正」には、ベクターレイヤーの線を修正するサブツールが色々集まっています。

ベクター線つまみ
髪の毛の先など引きたい線がずれてしまった時などに、線をつまんで移動できます。

「線修正」⇒「ベクター線つまみ」を選びます。
上図のように修正する場合には「ツールプロパティ」の「端の固定」を「一方の端を固定」または「両端自由」にして、片方の線のみつまむようにして移動します。
絵の大きさ等に応じて「つまみ加減」や「効果範囲」を調整するとやりやすくなります。

ベクター線つなぎ
少しだけ開いてしまった線をつなげたい時に利用します。

「線修正」⇒「ベクター線つなぎ」を選び、つなぎたい部分をなぞります。
こちらも「ツールプロパティ」で「ブラシサイズ」等を調整するとやりやすくなります。

線幅修正
線の幅を太くしたり細くしたりもできます。
指定幅で太らせる

「線修正」⇒「線幅修正」を選び、ツールプロパティで「指定幅で太らせる」にチェックを入れ、太くしたい線をなぞります。

なぞったところが太くなります。
緑の線のサイズも変更できるので、一部だけ太くしたりもできます。

指定幅で細らせる

「線修正」⇒「線幅修正」を選び、ツールプロパティで「指定幅で細らせる」にチェックを入れ、細くしたい線をなぞります。

他にも色々ありそうです
ベクターレイヤーの便利な機能は色々あります。
ここに書いたのは一部のみで他にもあると思います(まだ把握できていませんが・・・)。
ペイントソフトの中でもベクターレイヤーがあるソフトとないソフトがあるようです。
せっかくなので便利に利用しましょう。
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