形から入るタイプなので、便利そうな道具がいろいろ欲しくなってしまいます。
今度の標的は左手(片手)用デバイス。
ショートカットは便利ですが、小さい机の上でキーボードは邪魔ですし、不器用なので片手で2つのキーを一緒に押すのも大変なのです。
ネットで検索するとひとによっていろいろなものを使用していますが、どれが使いやすいのでしょうか。

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手で持てるタイプの左手用デバイス
片手で持てるタイプは自由な姿勢で操作でき、視線を下に移動する必要もありません。
わたしは机の前に座ると左ひじをつきたくなるので、手元に持って操作できるのは楽そうです。
ただあまり使わない場合にはずっと手に持っているのは大変かもしれません。
CLIP STUDIO TABMATE(クリップスタジオ タブメイト)
- クリスタ専用。対応ソフトウェアは、CLIP STUDIO PAINT DEBUT / PRO / EX Ver.1.7.1以降。
- 基本的に持って使用。
- Bluetooth®接続。
- iPad(Pro)には非対応。
- 200種以上の操作を自由に設定可能。
- 左右対称なので左利きの人でも右利きの人と同じように使用できる。
- CLIP STUDIO PAINT DEBUTシリアルナンバー付き。
最初の登録はしてあるので、自分で設定しなくても使えます。
公式ストアではCLIP STUDIO PAINT EX/PRO製品版を持っている場合、月額利用プラン(スマートフォンプラン以外)契約中の場合は優待価格になります。
- 通常価格:5,500円(税込、送料無料)
- 優待価格:3,500円(税込、送料無料)
CLIP STUDIO PAINT EX/PRO製品版を持っている場合
月額利用プラン(スマートフォンプラン以外)契約中の場合
ゲームパッド 8Bitdo Zero・8Bitdo Zero2:iPad(Pro)で使用可能
「8Bitdo Zero」は、iPad(Pro)で左手デバイス代わりに利用できるとTwitterで話題になっていました。
(iPad(Pro)ではCLIP STUDIOのタブメイトが使用できません)
話題になったせいか品薄&高額になってましたが、現在は後継機「8Bitdo Zero2」が発売されています。
小さくて軽いそうなので持っても置いても操作できるようです。
(「8Bitdo」は香港に拠点を置くゲーム周辺機器メーカーだそう)
後継機の「8Bitdo Zero2」は当初日本では発売されていなかったため海外から取り寄せている人もいました。
現在は日本Amazonで安定して出品があります。
置くタイプの左手用デバイス
テンキーを利用しているひとも多いです。
もともと置いて使うものなので片手で持っての操作は難しいと思われます。
(スマホリングを使う人もいるようですが、手が小さいとボタンに指が届かない可能性も・・・)
キーボードよりも小さいのでスペースは取りません。
正直設定は面倒そうですが、一度設定してしまえば操作は楽そう。
左手デバイスは慣れるまでキーの割り当てを覚えるのが大変ですが、テンキーの場合はシールなどによる表示もしやすいです。
iPad(Pro)ではテンキー自体が対応していれば使えると思われます。
プログラマブルテンキー
テンキーに他のキーを割り当てられるものをプログラマブルテンキーというらしいです。
例えば「1」に「space」を割り当てれば、「1」を押すと移動ができるようになるという感じですね。
テンキー
プログラマブルテンキーではない普通のテンキーの場合は、CLIP STUDIO(ペイントソフト)側のショートカット設定を変更するのが簡単です。
CLIP STUDIOのショートカットの変更場所については⇒『拡大・縮小・移動を簡単にするショートカット~CLIP STUDIO~』
(プログラマブルテンキーのように使えるようにするソフト(アプリ)もあるようです)
↓ iPad(Pro)で使用できるとのレビューあり
タブレットメーカーで出してる左手デバイス
ペンタブレットのメーカーで出している左手デバイスは他のメーカーのタブレットを使用するとドライバーが干渉することもあるようです。
ただXP-PEN製の左手デバイスをワコムのタブレットで使用している人は見たことがあるので、絶対に使えない訳ではないと思います。
Amazonの写真を見る限り、ワコム製は持っても置いても利用可能、XP-PEN製は置いて使用するタイプ。
ゲーム用デバイス
上記の「8bitdo」もそうですが、ゲーム用のデバイスを使用している人も多いです。
Nintendo Switch joy-con
Nintendo Switchのjoy-conがCLIP STUDIOで左手デバイスとして使用できるというのもTwitterで話題になっていました。
持っている人は試してみてはいかがでしょうか。
もともと片手で使うように作られているものですし、右手用もあるので左利きの人にも使いやすいのでは。
(Nintendo Switch本体を持っていない場合には別に充電器が必要なようです)
設定方法の参考⇒『クリスタをショートカット操作!SwitchのJoy-Conを左手デバイス化してタブレットでのお絵かきを便利に。|お絵かき図鑑』
※Macの場合は「JoyToKey」ではなく「Joystick Mapper」(有料)を使用している人が多いようですが、新OSにアップデートすると使えなくなるようなので注意が必要です(2019/10)。
ゲーミングキーボード
左手用ゲーミングキーボードも愛用者が多いようです。
ロジクールのG13(G13r)というのが人気だったようですが、生産終了してプレミア価格がついています(元値は1万円ちょい)。
同じような形のものは他のメーカーでも色々出していますね。
Razerというところが有名なようで、Twitterでよく名前を見かけます。
スマホを左手(片手)デバイスにするアプリ
先日スマホを片手デバイスにするアプリが公開されました。
無料だそうなので使用できる環境の人は試してみるのもいいかもしれません。
ただ物理キーの方が手元を見ないで操作するにはやりやすいという意見もあります。
iPadは今のところ非対応とのこと。
絵を描くすべての人に超聞いてほしい…! スマホを片手デバイス(左手デバイス)にするアプリ『アイテルテ』を作りました。 https://t.co/qKk4kxoPKT
制作の現場で、実際に自分で使いながら改良してるので、物理デバイスと比べても遜色なく使えると思います。クリエイティブな作業の生産性🆙にぜひ! pic.twitter.com/dADoC5yj0P
— 桜去ほとり@3日目ホ23b (@sakurazari) July 23, 2019
クリエイター用デバイス:Orbital2(オービタルツー)
Orbital2(オービタルツー)とは、クリエイティブシーンにおけるキーボード操作を無くす事を目的に開発されたクリエイターのための入力デバイスだそうです。
他の左手(片手)デバイスに比べて高額なせいかあまり使用している人を見なかったのですが、最近は増えてきたように思います。
クリエイターのためのデバイスというだけあって「CLIP STUDIO PAINT」「Illustrator」「Photoshop」など多数のクリエイティブソフトに対応。
ただ趣味で使うにはやはり高い・・・(液タブに比べればまだマシかもしれませんが)。
WacomストアではWacom Cintiqとのセットもあります。
左手(片手)デバイスいろいろ
どれが使いやすいかというと結局人によると思います。
そもそも設定するのが面倒でCLIP STUDIO PAINTしか使用しないというのならタブメイトが良さそうです。
他のペイントソフトで使用する場合はテンキーが無難なのでしょうか。
ただ、設定できるキーの数が割り当てたい機能の数より少ない場合もあるので、注意が必要です。
どのデバイスもそうですが、使いやすくするためにはどの機能をどこのキーに割り当てるのかよく考える必要があります。
- CLIP STUDIO TABMATE(クリップスタジオ タブメイト)
- 8Bitdo ゲームパッド
- 8bitdo Zero 2 ゲームコントローラー
- サンワサプライ プログラマブルテンキー NT-19UH2BKN
- エレコム テンキーボード メンブレン M ブラック TK-TCM011BK
- iClever テンキー
- ワコム Cintiq Pro / Cintiq / Intuos Pro用ワイヤレスキーリモート Express Key Remote ACK411050
- XP-PEN カスタマイズキーボード ワイヤレスリモート左手デバイス AC19 Shortcut Remote
- 【任天堂純正品】Joy-Con(L)
- 【任天堂純正品】Joy-Con充電グリップ
- Orbital 2 (オービタル2)