液タブ『Wacom Cintiq Pro 13』を購入したので、ノートパソコン(Windows10)との接続方法などを簡単に。
使用してみた感想などはこちら→『液タブ『Wacom Cintiq Pro 13』を使ってみた』
Mac miniでの接続と設定はこちら→『Macでの液タブ『Wacom Cintiq Pro 13』の接続・設定(macOS 10.14 Mojaveでのドライバの設定)とミラーリングのやり方』
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接続
接続は思っていたより簡単でした。
接続方法は以下の4つの方法があります。
- ディスプレイポートオルタネートモード対応USB Type-Cポート
- Mini DisplayPort*およびUSB-Aポート*
- DisplayPort*およびUSB-Aポート*(DisplayPort-Mini DisplayPortケーブルが別途必要、DisplayPort-Mini DisplayPortケーブルは同梱されていません。)
- HDMIポート*およびUSB-Aポート*(ハイスピードHDMIケーブル3m以内、1m推奨が別途必要。HDMIケーブルは同梱されていません。)
*付属のWacom Link Plus経由
パソコンにUSB Type-Cポートがあれば直接接続できるのですが、あいにく古いパソコンにはありません。
わたしのノートパソコンでできるのは「4.HDMIポート+USB-Aポート」の接続のみです。
HDMIケーブルは付属していないので、以前購入したLGディスプレイのHDMIケーブルを利用して接続しました。
(これによりディスプレイはしばらく置物と化しました)
写真のような「Wacom Link Plus」を介して接続します。
HDMIケーブル以外は付属しています。
ノートパソコン側
(Wacom Cintiq Pro 16で4Kにする場合は液タブの接続は左上ポートのみとのこと)
「Mini DisplayPort」や「DisplayPort」を利用する場合は上の写真のHDMIケーブルが、それぞれ「Mini DisplayPortケーブル」、「DisplayPort-Mini DisplayPortケーブル」に変更になります。
「Mini DisplayPortケーブル」は付属しています。
「DisplayPort-Mini DisplayPortケーブル」は付属していないので、自分で用意する必要があります。
ドライバのインストール
ドライバは公式ページからダウンロード、インストールします。
下記ページから製品を選んで使い方ページへ。
参考 Getting StartedWacomあるいはドライバダウンロードのページから製品とOSを選んでもOKです。
参考 ドライバダウンロードWacomセットアップ
ドライバをインストールすると自動的にデスクトップセンターやセットアップウィザードなどが出るのでセットアップをします。
流れとしては「Intuos」と変わりなかったと思うので省略。
デスクトップセンターやセットアップウィザードが出なかったり閉じてしまった場合は自分で開き直してセットアップできます。
特典ソフトウェアなどはないので、製品登録はしませんでした。


タブレットのプロパティ
デスクトップセンターから設定を変更したいものを選んで開きます。
または、スタートメニューからも開けます。
当たり前ですが、設定できる場所は「Intuos」より多いです。
下はペンのテールスイッチの設定。
押すとペン先が消しゴムになるのかと思ったら、ペンをひっくり返して後ろの部分を直接画面にあてて使うものでした。
正直細かい部分には使えないので、ペン側面のボタンを消しゴムにしてもいいかもしれません。
デュアルディスプレイにする場合
液タブには最初はパソコンのディスプレイと同じ画面が表示されます。
パソコンに違う画面(参考イラストやペイントソフトの使い方の説明など)を表示させたい場合はデュアルディスプレイにもできます。
パソコンのデスクトップ上で右クリックして、「ディスプレイ設定」を選択します。
ディスプレイ設定の画面が現れます。
下へスクロールし、「複数のディスプレイ」から「表示画面を拡張する」を選びます。
(最初は「表示画面を複製する」になっています。)
「表示画面を拡張する」を選ぶとディスプレイの図が「画面1(パソコン画面)」と「画面2(液タブ画面)」で分かれた状態に変わります。
この状態でスクリーンショットを撮ると、下の図のように二つの画面が左右に並んで撮れます。
実際は左半分がパソコン画面(画面1)、右半分が液タブ(画面2)に表示されています。
(液タブ(画面2)には最初はデスクトップ画面が表示されるので、ペイントソフトの画面はパソコン画面(画面1)からドラッグ&ドロップで移動します)
この場合はカーソルを移動する時はマウスを横へ移動します。
パソコン画面(画面1)と液タブ画面(画面2)の位置を変更することもできます。
右側にあった「画面2」をドラッグ&ドロップで下へ持っていき、「適用」をクリックします。
スクリーンショットで撮る画面も上下になります。
カーソル移動はマウスを上下に動かします。
デュアルディスプレイで線がずれる場合
デュアルディスプレイでCLIP STUDIO PAINTを起動すると、カーソルと描いた線がずれる場合があります。
液タブでもデュアルディスプレイにしたり元に戻したりとしていたら、線がずれる時とずれない時がありました。
最初「線が描けない」と焦るのですが、ペン先を画面いっぱいに動かすと反対側の端の方にちらっと線がひかれたりして気付きます。
その場合の対処法は公式で説明があるので参考にしてください。
参考 【Windows10】複数のディスプレイを接続している環境でペンの座標がずれてしまう | CLIP STUDIO PAINTのよくある質問CLIP STUDIO | 創作応援サイトこちらの記事にも少し書いています。

(ちなみに描画色を白にしていて「線が描けない!?」と焦ることも多い・・・)