クリスタは基本的にVer.1パソコン一括購入版の内容です(iPhone関連は除く)。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)を使用してみて、まずぶち当たってしまった壁「用紙が勝手に動く」。
自分の場合は設定のせい等ではなく、単に操作がわかっていないせいでした。
「用紙が勝手に動いてしまう!」と困ったのは、まず図形描画の楕円、それから定規でも曲線定規やパース定規(サブツールから作成する時)で起こりました。
この原因は何か、一言でいうと「操作が完結していなかったため」でした。
用紙が動く原因は操作が完結していないため
図形描画や定規を作成する際、操作が完結していない状態でカーソル(ペン先)をパレットやツールバーの方へ移動しようとすると、用紙が反対側へ動きます。
操作(図形描画等)がまだ途中なので、描く場所(キャンバスウィンドウ)から出られないのです。
つまり「キャンバスウィンドウ内で用紙からペン先を遠ざけてる」と判断されるのですね。
だから「用紙が動く」、というより「用紙がカーソル(ペン先)から遠ざかる」のです。
例1 図形描画|楕円
例えば図形描画の楕円を描く場合、大きさや形を決めたつもりでも、マウス(ペン先)を離した段階では操作は終わってないのです。
それだけだと楕円の形はまだ変わります。
もう一度クリック(ペン先をトンっとつける)して確定、操作終了です。
(デフォルトの場合。設定で変更可)
この操作を終了する前の段階では、カーソルはキャンバスウィンドウ内からは出られず、他の操作はできません。
下の図ですと、黄色の十字にカーソルがあり、赤矢印の方へ動かしてます。
画面上ではカーソルはそれより上へは動かせませんが、キャンバス内ではカーソル(ペン先)は用紙から遠ざかっていっていると判断されます。
だから相対的に用紙の方が下(青矢印)の方へ動いてしまうのです。

例2 曲線定規・パース定規
曲線定規やパース定規でも操作を完結させないと同じことが起こります。
曲線定規
曲線定規は複数の点を指定して、その点を通る曲線の定規を作成します。
最後の点で操作終了の合図(ダブルクリック)をしないといけないのです。
下の図は曲線定規を引いているところです。
線がつながってるのでわかりやすいですが、用紙から外れたところに定規の線を引こうとしています。
終了点を示してないからです。
カーソルを赤矢印の方へ動かそうとすれば、用紙は反対側(青矢印)の方へ動いてしまいます。

パース定規
パース定規をサブツールから出す場合は、2本の線を引かないと操作は終わりません。
線を1本引いて、「間違えたっ!」とペンに変えようとパレットの方にカーソルを動かそうとしても、線を2本引かないと操作が完了しないので、キャンバスウィンドウ内から出られないのです。
これらの失敗を懲りずに何回か繰り返して、やっと原因に気付いたのでした。
CLIP STUDIOは公式サイトのQ&Aなども充実していて「こういうことがしたい」と検索すれば出来ることも多いのです。
・・・が、そんな中でも「超初心者のやらかすことはサポートさんやベテランさんの想像の域を超えるのでは?」という感じです。
スポンサーリンク