MacはOSのアップデートがあるたびにドライバの更新が追いつくのが大変そうです。
すぐにアップデートせずに様子を見てからの方が無難かもしれません。
(その分追加された便利な機能も使えないですが)
新しいmacOS Catalinaはさらに設定が必要になっているようです。
公式FAQ→『macOS 10.15 Catalina用のタブレットドライバ対応状況について|Wacom』
【サポート関連情報】
お待たせしておりましたmac OS 10.15 Catalinaアップデートに対応したドライバをご用意致しました。必ず下記FAQをご確認の上、お手続きをお願い致します。FAQ: macOS 10.15 Catalina用のドライバ対応状況について https://t.co/lVpEw6zyuG
DLページ https://t.co/t7g7Z0b3LH— 株式会社ワコム (@wacom_info_jp) October 16, 2019
2019/6/5 macOS10.14.5にアップデートするとワコムタブレット製品が動作しなくなるトラブルが発生しているようです。
長いことWindowsのノートパソコンを使用してきましたが、調子が悪くなったためMac miniを購入しました。
初めてのApple社製品です。
Windowsとの違いにとまどいつつ、早速Wacom Cintiq Pro 13を接続します。
↓ Mac版CLIP STUDIO(クリスタ)を入れた後に困ったことについて

接続
Mac miniにはUSB Type-Cポートがあるので直接Mac miniとCintiqをつなぎます。
電源もCintiqに直接USB Type-Cの端子をつなぐので、ポートを2つ使用しないといけなくなってしまいました。
Wacom Cintiq Pro 13のUSB Type-Cポートは、左側に2つ、右側に1つです。
左側のポートのある部分は手を添える時に当たる部分なので、ちょっと不安です。
USB C ハブを購入してパソコンのHDMIポートやUSB Aポートを増やして接続もできるのでしょうけど。
(Wacom Cintiq Pro 16で4Kにする場合はパソコンとの接続は左上ポートのみ可能とのこと)
ドライバのインストール
タブレットのドライバはWacomの公式ページからダウンロードします。
下記ページから製品を選んで使い方ページにいき、OSを選びます。
参考 Getting StartedWacomあるいはドライバダウンロードのページから製品とOSを選んでダウンロードします。
参考 ドライバダウンロードWacomインストール
Macの場合ダウンロードしたファイルなどは「ダウンロード」に入ります。
Dockの「ダウンロード」アイコンをクリックして開き、「WacomTablet_〜.dmg」をクリックします。
「Install Wacom Tablet.pkg」をダブルクリックしてインストールを開始します。
このあとは「使用許諾契約への同意」「インストール」など順番に進んでいきますが、最後に見たことのない「機能拡張がブロックされました」という画面が出てきました。
これはMacを最新のOS「macOS 10.14 Mojave」にすると出てくるようです。
(そういえば電源を入れてすぐに何も考えずにアップデートを・・・)
WacomのFAQページに記載がありました。
『macOS 10.14 Mojaveのタブレットドライバ対応状況について|Wacom』
『macOS 10.14 Mojaveで、タブレットのタッチ機能やペン機能が動作しない|Wacom』
最新のタブレットドライバ(V6.3.31-4以上)は、macOS 10.14 Mojaveと互換性があります。
しかし、macOS 10.14 Mojaveに追加された新しいセキュリティ機能によって、macOSのセキュリティ設定で変更が行われるまでタッチとペンの入力は機能しません。
タブレットドライバインストール時に「機能拡張がブロックされました」と表示されたら、”セキュリティ環境設定を開く”をクリックし、システムソフトウェアの読み込みの「許可」をクリックしてください。
セキュリティ設定(macOS 10.14 Mojave)
「macOS 10.14 Mojave」の場合、タブレットドライバを正しく動作するためにはセキュリティ設定で以下のような設定をします。
- システムソフトウェアの許可
- 「アクセシビリティ」で「WacomTouchDriver」にチェック(タッチ機能がある場合)
- 「オートメーション」で「Wacomデスクトップセンター」の「システム環境設定」にチェック
1.システムソフトウェアの許可
「機能拡張がブロックされました」という画面が出たら、「セキュリティ環境設定を開く」をクリックします。
下の方に出ている「開発元“Wacom Technology Corp.”のシステムソフトウェアの読み込みがブロックされました」というところで「許可」をクリックします。
2.「WacomTouchDriver」にチェック(タッチ機能がある場合)
「セキュリテイとプライバシー」画面が開いてない場合は開きます。
①「システム環境設定」→②「セキュリティとプライバシー」を選びます。
「セキュリテイとプライバシー」画面が開いたら、①「プライバシー」のタブをクリックして、左横で②「アクセシビリティ」に移動します。
この状態では変更できないので、下の方にあるカギのかかったアイコン(③)をクリックし、管理者パスワードを入力します。
(下の画面では消していますが、ユーザ名はあらかじめ入っています)
ロックが解除されたら、「WacomTouchDriver」にチェックを入れます。
最初「WacomTouchDriver」が出ていなかったのですが、液タブの画面を触ったら出てきました。
3.「Wacomデスクトップセンター」の「システム環境設定」にチェック
次に左横の欄で「オートメーション」に移動し、「Wacomデスクトップセンター」の「システム環境設定」にチェックを入れます。
(カギがかかっている場合はカギアイコンをクリック→パスワードを入力して外します)
設定が終了したら再起動が必要らしいですが、他の設定などが終わってからでも大丈夫かと思います。
※ここに「Wacomデスクトップセンター」が表示されない場合は、デスクトップセンターを起動しペンの設定を開くと、オートメーション欄に表示されます。
設定を要求される
上記をすぐに設定しないと、途中でこのような画面が出て設定を要求してきます。
たぶんセットアップウィザードが終了した後。デスクトップセンターをいじろうとした時かも(うろ覚え)。
参考 macOS 10.14 Mojaveで、タブレットのタッチ機能やペン機能が動作しないWacom
セットアップ
この後のセットアップはWindowsとだいたい同じだったはず・・・
デスクトップセンターはドライバのインストール後自動的に立ち上がっています。
セットアップウィザードはデスクトップセンターの後ろに隠れている「インストールが完了しました」画面を閉じると出てくるので「開始」をクリックします。
(全ての設定が終了したら再起動は必要かもしれません)
デスクトップセンターを開く
デスクトップセンターは最初は自動的に立ち上がります。
その後は、先に液タブの電源を入れてからパソコンを立ち上げれば自動的に開きます。
自分で開く時には「Launchpad」→「Wacomデスクトップセンター」をクリックします。
デスクトップセンターについて参考まで。

ディスプレイをミラーリング
Macの場合、液タブを接続すると最初からデュアルディスプレイ(違う画面)になります。
パソコンと液タブの画面を同じにするにはミラーリングにします。
「システム環境設定」→「ディスプレイ」を選びます。
上の部分から「配置」を選び、「ディスプレイをミラーリング」にチェックを入れます。
これでパソコンのディスプレイと液タブに同じ画面が出ます。