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裁判員制度:辞退する方法について考える

裁判所

平成21年より導入された裁判員制度。

絶対にやりたくないと思いつつ、そう簡単には選ばれないだろうと高をくくっていました。

そしてすっかり忘れていた頃に最高裁判所よりの封書が届きました。

裁判員が決められるまでの大まかな流れ

11月頃
裁判員候補者への通知
最高裁判所より封書が届きます

裁判員になることを辞退できる人(70歳以上の人、学生など)、裁判員になることができない職業の人、裁判員になることが特にむずかしい特定の月がある人等のみ返信

この時点では、名簿に登録され裁判員に選ばれる可能性があるというだけです

選任手続期日の6~8週間前
くじで選定された候補者に選任手続期日のお知らせ
実際の事件に対して候補者が選定され、地方裁判所より特別送達にて呼出状がきます

質問票は全員必ず返信

辞退の申し出をするのに一番良い機会

選任手続期日
裁判所で候補者から裁判員を選ぶための手続き
 事件の概要の説明、不適格事由(被告人または被害者と関係がある等)に該当するか質問票に記載

事前質問票、当日質問票を元に裁判長より質問

事前に辞退が認められなかった人も詳しく話せば認められる場合もある

裁判員6人が決定

 

実際に裁判員候補者になった時の流れ

最高裁判所よりの封書はまず11月にやってきます。

それだけで胃の調子も悪くなり鬱々とした気分になったものの、この段階ではまだ裁判員候補者名簿に記載されただけです。

その後実際の事件ごとに裁判員候補者を選び、さらにその候補者の中から裁判員を選びます。

1年間を通じ裁判員になることを辞退できる人、裁判員になれない人、特定の月だけなれないことがわかっている人等だけが返信します。

特に該当しなかったので何もせずにいました。

そして裁判員候補者名簿に載っていることさえ忘れた頃に地方裁判所から特別送達。

不在通知を見て「受け取りたくない・・・」と思ったもののそういう訳にもいかず。

案の定裁判員候補者になったから指定の日に裁判所にくるようにという呼び出し状です。

裁判員を辞退する方法

これは困ったことになったと本格的に辞退する方法について調べます。

仕事や病気等具体的な辞退理由に当てはまらない人間が裁判員になることを免れることができそうな方法はいくつか出てきました(裁判所によって判断は違うので確実という訳ではありません)。

また、ネット上では「裁判所からの特別送達を受け取らなければいい」という意見がありますが、「受け取らなかったら理由なく無断欠席した扱いになるだけだ」という意見もあり、はっきりとはわかりません。

個人的にはまずは正当に辞退する方法を考えた方が良いと思います。

辞退理由として有効そうだと思ったもの

  1. 裁判員になることは精神的負担を強いられることであると強調する(殺人現場の写真を見てストレス障害になった例あり)
  2. 良心的裁判員拒否:人を裁きたくないことを理由に裁判員になることを拒む
  3. 裁判員に相応しくないような主義、考えを持っていると主張する(裁判員制度反対や、極端なものでは絶対に無罪あるいは有罪にする、等)
  4. 精神疾患のあるふりをする(用紙に被害妄想的な文章を書き連ねる、等)

①②は憲法上の「意に反する苦役の強要の禁止」「思想・良心の自由」に反するため辞退は可能と思われます(何度も書きますが裁判所の判断によります)。

③④は「この人を裁判員にしたら問題が生じる」と相手(裁判所側)に思わせれば辞退が認められる可能性が高いです。

質問票にうそを書いた場合には50万円以下の罰金に処されることがあるそうなので、虚偽にならない範囲内でないといけません。

(④はわかっていて書いた時点でアウトのような気もしますが)

呼び出しを無視すると

この呼び出しを正当な理由なく欠席した場合、「10万円以下の過料」となります(今のところ実際に徴収された例はないそうです)。

「過料」というのは行政上軽い禁令を犯した者に対する金銭的制裁で刑罰ではなく、科には当たらないとのこと。

個人的には10万円払ってそれで済ませられるならその方がいいです。

精神的に弱い部分があるので本当に裁判員になったら病気になる想像しかつきませんし、そうなったらその損害は10万円では済まないでしょうから。

無断欠席は気がとがめますが、背に腹は変えられません。

質問票の辞退理由の書き方

辞退理由の書き方について検索すると、申立書とか上申書とか出てきますがそこまで堅苦しく書かなくても大丈夫でした。

というか、そのまま書いたら「何かを丸写しにしました」感がすごいですし。
(今まで生きてきて、申立書とか上申書とか使ったことないので・・・)

返信する質問票に辞退の理由を書く欄があるのでそこに簡単に書き、「詳細は別紙」と書いて(正確になんて書いたかは忘れましたが)、A4用紙にWordで辞退理由を詳しく書きました。

内容は「精神的負担」と「裁判員になった際の宣誓が自分の考えと合わないのでできない」の二つの組み合わせ。

形式よりも内容が伝われば良いのではないかと思います。

辞退が認められる

わたしの場合は、幸い辞退を認められました。

「期日に裁判所に来なくてもよい」という返事は質問票を送ってから2週間程で届いたと思います。

 

・・・と、ここまで辞退する方法を書いておいてなんですが、みんながみんな辞退辞退では裁判員になる人がいなくなってしまいます。

そこまで嫌ではなく精神的に強く、一般的な倫理観と責任感のある人がなってくれれば一番いいのですが。