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著作権と戦時加算~ルーミス本の場合~

洋書の本棚

先日ルーミス氏の「やさしい人物画」という本について書きましたが(『難しいイラスト本』)、ルーミス氏の作品は著作権が切れているという意見と切れていないという意見があるようです。

実際にはどうなのかと調べたところ、「著作権保護期間の戦時加算」を考慮すると、著作権が切れている作品と切れていない作品があるようです。

※インターネット情報によるものです。自分は専門家ではないので絶対に正しいとは言い切れません。

戦時加算とは

著作権の戦時加算とは、「平和条約において、連合国の国民が第2次世界大戦前又は大戦中に取得した著作権について、通常の保護期間に戦争期間を加算すること」です。

通常の保護期間(著作者の死後50年)に、日本が戦争に参加した1941年12月8日あるいは著作権を取得した日から平和条約を発効した日(主な国では1952年4月28日)の前日までの日数を加算しなければならないそうです。

戦前の著作物の場合は、主な国では3794日(約10年5ヶ月)です。

アメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア等15か国の国が対象とされます。

戦時加算については、ウィキペディア「戦時加算(著作権法)」JASRAC「著作権の保護期間に関する戦時加算とは?」がわかりやすいと思います。

戦時加算の対象となるのは

ルーミス氏はアメリカ人のため、以下の4作品はこの戦時加算の対象となると思われます。

  • 「Fun With a Pencil」 (1939) (「やさしい人物イラスト」)
  • 「Figure Drawing For All It’s Worth」(1943) (「やさしい人物画」)
  • 「Creative Illustration」 (1947) (「クリエイティブ・イラストレーション」)
  • 「Successful Drawing」 (1951)(「初めてのイラスト教室」)

ルーミス氏が亡くなられたのは1959年ということで、通常であれば日本では2009年12月31日で著作権が切れますが、戦前戦中に発行した作品については戦時加算をしなければいけません。

戦時加算を考えると

  • 「Fun With a Pencil(やさしい人物イラスト)」は1939年・戦前の発行なので約10年5カ月加算
  • 「Figure Drawing For All It’s Worth(やさしい人物画)」は1943年の発行なので約9年4ヶ月加算

という訳で、2018年3月現在、上記2作品については日本においては著作権が切れていないと考えられます。

古い本の方が著作権が長くなるというのは不思議な気もしますが。

MEMO
「Creative Illustration(クリエイティブ・イラストレーション)」、「Successful Drawing(初めてのイラスト教室)」は戦時加算を加えても2018年現在では著作権は切れています。

 

「Creative Illustration」(クリエイティブ・イラストレーション)は1947年発行で、1月1日に発行されたと仮定すると著作権が切れるのは2015年4月だと、あるブログに書いてありました。

マール社の「新装版 ルーミスのクリエイティブイラストレーション」は2015年5月20日発行です。

もしかすると著作権が切れるのを待っての発行だったのでしょうか。

アメリカにおける著作権

アメリカにおいては著作権は70年なので、ルーミス氏の本の著作権はまだ切れていません。

アメリカのいくつかのサイトでは無料公開されているそうですが、これは許諾を取った上での公開であると思われます。

(出所と見られるサイトの管理人がルーミス氏の著作物の権利の管理をしている弁護士の連絡先を知っていると、あるブログには書いてあります)

 

※この件で参考にさせて頂いたブログがありますが、個人の方のブログを勝手にリンクするのはマナー違反との意見もあるようなので控えさせていただきます。

「ルーミス 著作権」などで検索すれば出てくると思います。

 

※重ねて書きますが、自分は専門家ではありませんし、すべてインターネットで集めた情報を参考にしてます。

これが正しいと断言できる訳ではありません。