クリスタの自動着色(彩色)の使い方~CLIP STUDIO~

絵の具とパレット

CLIP STUDIO PAINT Ver.1.8.4(2018/11/29)のアップデートで自動彩色(着色)が追加されました。

どんなものかと簡単に試してみたのでそのやり方です。

(例として出しているCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)画面はMac版Ver.1.9.7)

※1ヶ月の試用期間中は使えますが、試用期間を過ぎた体験版では使用できません。

今回は取り急ぎ簡単に試してみましたが、線画やヒント色をきちんと描けば、もっときれいに彩色されるのではないかと思います。

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自動彩色のやり方

自動彩色には、線画だけの状態から彩色する「全自動彩色」と、ヒントとなる色を設定して彩色する「ヒント画像を使って彩色」があります。

MEMO
  • 線画のレイヤー、ヒント色をおくレイヤー共に1枚のみ反映されます。
  • ネットに接続されている必要があります。

全自動彩色をする場合

線画を描いたレイヤーをクリックして選択(編集中に)し、「参照レイヤーに設定」アイコンをクリックします。

参照レイヤーに設定

「編集」⇒「自動彩色」⇒「全自動彩色」を選びます。

全自動彩色

適当に描いた線画が全自動彩色されました。

自動着色

ヒント画像を使って彩色する場合

線画とは別にヒントの色をおく用のレイヤーを作成します。

ヒント色レイヤー

適当なブラシで色をおいていきます(ブラシはおそらくなんでもよい)。

とりあえず「全自動彩色」と比較するために違いのわかりやすい色にしてみます。

ヒント色

①線画を描いたレイヤーには「参照レイヤーに設定」アイコンをクリックして設定しておき、

②ヒントの色をおいたレイヤーをクリックして選択(編集中に)します。

ヒント色を使って彩色

ヒントの色をおいたレイヤーを選択(編集中に)したまま、「編集」⇒「自動彩色」⇒「ヒント画像を使って彩色」をクリックします。

ヒント画像を使って彩色

ヒント色レイヤーに置いた色を反映して彩色されました。

ヒントあり彩色変更

より高度な設定を使用する場合

「より高度な設定を使用」では、下のような設定画面が出て「色分解して彩色」「ぼかし強度」「ぼかし精度」「主線除去」などの設定ができます。

高度な設定

上記「ヒント画像を使って彩色」の手順で進み、最後に「より高度な設定を使用」をクリックすると、設定画面が出ます。

より高度な設定を使用

先行プレビューとは

自動彩色を選択する際に後ろに「(先行プレビュー)」とあります。

これは具体的にはどういうことだろうと思っていたら、公式にしっかり説明がありました。

先行プレビュー機能について

正式リリース前の機能を一足はやくお試しいただけるものです。先行プレビュー機能は、正式リリース時には機能や提供方法が変更になる場合があります。

※1ヶ月の試用期間中は使えますが、試用期間を過ぎた体験版では使用できません。

パソコン一括購入版

CLIP STUDIO PAINT PRO Ver.2.0 :5,000円
Ver.1→Ver.2:2,000円

CLIP STUDIO PAINT EX Ver.2.0 :23,000円
Ver.1→Ver.2:6,000円

機能追加はなし

重大な不具合に対応するアップデートが必要な場合の品質改善アップデートはあり